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横山に昇進のエサを与えられた事はともかくとして、不本意ながら出向させられた仲間を呼び戻せるならばと、横山の不正を暴き出すことを躊躇う片岡でした。

どうしたものかと葛藤している片岡が、真山の言葉で救われた場面が印象的です。

「私を見くびらないでくたさい。」と胸を張る真山の姿は、実に頼もしく感じました。

この真山の言動が、片岡の背中を押したことに間違いありません。

横山を前にして、片岡は堂々と銀行愛を語って見せました。

その場にいた若い行員たちにも、少なからず影響をが与えたことでしょう。

藤田頭取も、片岡の言葉には目覚めさせられたのです。

横山は、もうどうすることも出来なくなり、退陣に追い込まれました。

「頑張ってください。」と叫んで出ていった横山の、彼なりの銀行愛が、そこには現れていたように感じました。

（kouasamiさん/48歳/女性）

片岡が横山の不正について新聞社に告発しなかったことにはかなり焦りました。

横山の揺さぶりに乗ってしまったのかと悲しかったですが、今告発することが本当に会社のためになるのかと考える片岡の気持ちにはなんとなく共感しました。

だけど、そんな片岡に真山が言った言葉がとても心に響きました。

不正を知ったのに黙っていたら後悔しないのかという真山さんの表情がとても優しかったです。

新規事業説明会で、片岡が横山に最後の望みをかけて説得したのに、横山が認めなかったことは本当に残念でした。

藤田頭取が最後には味方をしてくれたことで片岡が勝利したけど、横山が謝らなかったことにモヤモヤしました。

頭取退任後、隅田さんが新しい頭取になったり、片岡が新規部門のセンター長になったりと、綺麗な終わり方がとても良かったなと思います。

（きみこさん/29歳/女性）

最後は爽やかに終わりましたねえ。

「正しいと思った事、自分に胸を張れる事をする」と「頑張る！」というドラマ序盤からずっと繰り返し言い続けてきた事を今一度思い出し、向かいたい未来に向かって邁進していく明るい最終回でした。

まあ会社の生き残りと発展を考えたら横山副頭取のやり方も一理あるので、片岡が途中で悩んでしまったのも分かるんですけどね。不正が発覚した時のリスクが大きすぎるとしても。

ただ、そんな片岡の迷いを振り払ってくれたのは真山副支店長でした。

かつて同じような悩みを抱えていた彼を救った片岡が、今度は逆の立場となって真山に背中を押される――

そんな信頼と支え合いの好循環みたいなものが見られました。

やはり人と人の絆は、価値観を同じくする友人の存在は大事なのだという、これまた当たり前の事がキーとなるのはいいですね。

（さとうきびさん/30歳/男性）

三友銀行の不正を正し真っ当な会社（銀行）にできるか尽力していた片岡（福山雅治）、真山（香川照之）、梅原（尾美としのり）などの片岡の仲間たち。片岡たちの執念が実り横山専務（三上博史）はじめ収賄罪の疑いで関係する政治家も逮捕、一掃されることに。

これにより三友銀行の人事も片岡たちのチーム（仲間）主体の人事体制にて始動することに。片岡を支えてきた真山が妻の父が経営する会社に転職したいと三友銀行を退職すると片岡に伝える。

このドラマのなかで一番ショッキングな結末でした。旧蒲田支店の仲間たちは最後のシーンではハッピーエンドで終焉を迎えていたので真山も主要な人事を任せられ終わると思っていたので意外でした。ドラマのなかでの一番のどんでん返しでした。

（JuJu_memeさん/40歳/男性）

鮫島が梅原に手帳を渡したのは、やはり横山の不正を見過ごせないと思ったからではないのかと思いました。鮫島の手帳がなければ、今回の不正を新聞社に告発することはできなかったので、結局、今回の一番の立役者は鮫島のような気がしました。

鮫島は横山に対して、「神に誓っても」と言っていましたが、実際のところは分かりません。結局、頭取は横山に上手く丸め込まれたようですが、この辺りから横山が独裁者のようになっていたのだと思いました。ですが、何事にも屈しない片岡たちがいたことで、ここで不正を終わらせることができました。

もしかしたら、頭取はこの不正を止める力がなかったのかもしれません。片岡がこの件を止めるための人材だったような気がします。隅田常務が新しい頭取になったことで、三友銀行は生まれ変わることができました。

（ヨウコさん/51歳/女性）

最後の最後まで自分の不正を隠蔽しようと、片岡に昇進の話をちらつかせる横山が、見ていてかなり痛々しかったです。

でも、真山のためだと言われて、ギリギリまで迷ってしまった片岡が、やはり不正を暴くことにしたのは、相当苦渋の決断だったと思います。

だからこそ、自分の今後の進退を顧みず、横山に詰め寄った片岡の男気が、最終的には頭取の心を動かし、横山を観念させたんだと思いました。

横山は、片岡をずっと目の敵にしていましたが、その大きな理由は、やはり片岡の人望に対する嫉妬だったような気がします。

人の信頼を得るためには、全力でぶつからなければならないのに、そういう努力をせずに人を威圧することしかできなかった横山は、最終的に鮫島にまで裏切られ、誰も居なくなってしまいました。

真山だけが銀行を離れる決断をしたのは残念でしたが、誰ひとりリストラされることなく、新たな一歩を踏み出せたというスッキリ展開は良かったと思いました。

（湊海さん/41歳/女性）

最終回で不正の証拠が書かれた手帳を渡すなら全て水に流すと横山が片岡に言っているということは、やっぱりこの手帳に書かれていることは事実なんだろうなと思いました。

だから、片岡たちには絶対に証拠をつかんで横山のことを追い詰めてもらいたいなと思いました。

マスコミにリークすることを最終手段として行おうとするけれど、横山が邪魔をしてくるそうなので熾烈な戦いになりそうだなとドキドキします。

片岡たちには絶対に諦めないで不正の全てを暴いてもらいたいです。

（みなこさん/29歳/女性）

最終回では副頭取になった横山はダイバーサーチとの提携条件である支店の統廃合と銀行員の削減を進めていき、不正な手段で日本橋支店の支店長に深夜に入り込む片岡に肩入れした、副支店長の真山をまず出向させる見せしめをすると思います。

対して片岡たちは、最終手段としてマスコミに不正の情報をリークしようするものの、常務の隅田はそれだけは証拠としては弱いので更に探って証拠を集めるように指示出して、癒着している議員たちの名前を探すために奔走すると思います。

横山が推し進めた支店の統廃合とリストラは自らの欲望からではなく、片岡と同じように三友と未来の行員のためで、不正を働き利益だけを得る無能な役員と行員を減らし、顧客の利益となるように改善するために全ての力を利用していたと片岡は知るものの、それでも不正は許せないと考え、正攻法で横山を倒すために動き出すと予想しています。

（アルフォンスさん/34歳/男性）

片岡と隅田が持ち込んだ証拠により横山の副頭取就任は難しくなったか?と思われたものの、どうやら就任が決まってしまった模様。

なぜ決定早々、片岡を部屋に呼んだのか?

横山は何をしようとしているのかが気になるところですが、それ以上に、なぜ横山が副頭取に就任できたのか。

片岡の話を聞いたトップ層は何を思ったのか知りたいです。

そして一番気になるのは、片岡や真山らの将来。

正義感を持って立ち向かった彼らを銀行はどう扱うのか、最終回では下克上があるのか必見です。

（ぺんさん/41歳/女性）

横山専務にとってメモ帳の流出はかなりの痛手であったのは確かなようです。

ならば片岡としては絶対に渡したくないでしょうが、横山専務の事ですから元蒲田支店の行員達を人質にするとかして交渉してくるんでしょうね。

そうなると横山に全く敵として認識されていない鮫島だとか、もう忘れられていそうな宿利だとか、そういった人達の力を借りて彼の裏をかいていきたいところです。

ここまで来たら下克上が実現するのを見てみたいですからね。

これまで虐げられてきた人達にも報われてほしいです。

（さとうきびさん/30歳/男性）

原作：江波戸哲夫「新装版 銀行支店長」「集団左遷」（講談社文庫）

脚本：いずみ吉紘

演出：平川雄一朗、田中健太、韓哲

主題歌：「俺たちの明日」エレファントカシマシ（ユニバーサル シグマ）